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イベントタイトル

世界デザイン会議 東京2023は終了しました。

開催報告書はこちら

わたしたちが抱える課題は多い。地球温暖化をはじめ、国や地域だけでは解決できない問題だ。また、ソーシャルネットワークによって、情報の伝達が速くなったように、デジタルテクノロジーはひとの生活を不可逆的に進化させた。

そしてわたしたちは、パンデミックによって、図らずもリアルな物理世界とバーチャルな世界を経験した。これはまさにあたらしい世界の始まりだ。

ひとと会うとはどういうことか、仲間とはなにか、家族とはなにか、自分とはなにか、そして、愛するとはどういうことか。便利さや効率性を感じた人もいれば、人間らしさについて、気付いたひともいるだろう。

これから先、地球というただひとつのこの星で、あたらしい世界をつくるためにはどうすれば良いか。まだ知らない、まだつながっていない誰かとともに、わたしたちはどうやって進むことができるだろうか。いま、どんな未来を描けるだろうか。

世界が変わるように、デザインも変わっていく。あたらしい明日について、あらゆる境界を超えて考えていく。

デザインは、デザインを超えていけるか。

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WDAについて

デザインの国際団体World Design Organization(WDO)による 「World Design Assembly(WDA)/世界デザイン会議」が2023年10月に東京で開催されます。これを日本では「WDO世界デザイン会議東京2023」として実施します。過去には、1973年に京都、1989年に名古屋で開催され、日本での開催は34年ぶりとなります。

About World Design Organization(世界デザイン機構)

WDO(世界デザイン機構)は、国際的な非政府組織であり、インダストリアルデザインの国際的な代弁者です。 私たちは、より良い世界のためのデザインを提唱し、経済的、社会的、文化的、 そして環境的な生活の質を高める工業デザイン主導のイノベーションの知識を促進し、共有することを目的としています。 現在、WDOは180以上の会員団体にサービスを提供し、世界中の何千ものインダストリアルデザイナーを代表しています。

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テーマプログラム

メインテーマ

各キーノート・スピーカーが持っている独自の視点や論点をベースとしつつ、「デザインを通じた明日への展望」を見出します。

Theme 1: Humanity - 新たな人間像からデザインを考える

「新たな人間観(自律分散型、デジタルネットワーク型、地球生命型など)」について、具体的な人間のあり方を考え、それに対するデザインの役割は何かを議論します。

Theme 2: Planet - 環境問題ソリューションからデザインを考える

サーキュラーエコノミー社会を推進し具現化するにはどうしたら良いのか。地球環境問題に対処するためには、サーキュラーエコノミー以外にどのような方策があるのか。 幅広い観点に立ち、デザインに何ができるのかを考えます。

Theme 3: Technology - DX からデザインを考える

デジタル・トランスフォーメーションがこれからの時代の人間性にどのような変化をもたらすのか、そしてデザインに何ができるのか、具体的な事例とともに考えます。

Theme 4: Policy - デザイン政策のこれからを考える

他の3つの分科会とは異なり、キーノート講演の課題認識の上に、課題解決のためのデザインを社会実装する方策を考えます。論点としては「デザインそのものの振興政策」と「デザイン力を活用した社会政策」の二つの観点から討議します。

イベントカレンダー
27 Friday
会場:千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート

All Day

ポスター展示

8:30 -9:30

受付開始・ポスター展示開始

9:30 -10:00

開会挨拶

10:00 -10:40

基調講演

登壇者

アイセ・バーセルジャン・リウ
10:40 -11:00

休憩

11:00 -13:00

論文発表

テーマ 1 - Design for Humanity

テーマ 2 - Design for Human-Centred Technology

テーマ 3 - Behavioural Design for Planet

13:00 -14:20

昼食

14:20 -16:00

パネル・ディスカッション

モデレーター

長澤忠徳

登壇者

ジェイコブ・マシュー小野 健太ユン・ヒョンゴンミハール・ジーソ
16:00 -16:15

休憩

16:15 -16:35

クロージング講演

登壇者

カーチャ・フォーブス
16:35 -17:15

閉会挨拶

17:20 -19:00

交流会

展示・イベント

パートナー企業展示

マツダ株式会社/パナソニック株式会社/三菱電機株式会社/ヤマハ株式会社 /ヤマハ発動機株式会社

ローカルパートナー展示

すみだモダン展示・実演&販売(墨田区+すみだ地域ブランド推進協議会)
あそび大学(特定非営利活動法人ChanceForAll + 一般社団法人SSK + Seki Design Lab.+千葉大学 環境デザイン研究室)

コラボレーションパートナー展示

デザインを、一人ひとりの力に(公益財団法人日本デザイン振興会)
What’s Japan Design?(一般社団法人デザインシップ × 日本デザイン団体協議会(DOO))
新たなデザイントレンドの担い手たち(ゴールデン・ピン・コンセプト・デザイン賞/台湾デザイン研究院)

研究・教育フォーラム

研究・教育フォーラム

千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートで開催される研究・教育フォーラムでは、基調講演、パネルディスカッション、論文発表が予定されています。アカデミック関係者やデザインを学ぶ学生のみならず、企業や行政の方にも開かれた場となっています。また、会場ではポスター展示も行います

テーマ

研究・教育フォーラムでは、「Design Beyond」というテーマを3つのサブテーマでさらに掘り下げます。ポスター、論文、ビデオの投稿を希望される方は、それぞれのサブテーマを検討し、それに従って投稿してください。

Theme 1: Design for Humanity

このトラックでは、デザインおよび人類のためのデザインについての理解を深め、議論し、活用することを目的としています。平和のためのデザイン、社会変革のためのデザイン、社会革新のためのデザイン、社会的包摂、社会的結束など、さまざまな次元で社会的インパクトを与えるためにデザインが重要な役割を果たすプロジェクトを共有するために、実践ベースの視点や思考の視点からの応募をお待ちしています。

Theme 2: Design for Human-Centred Technology

デジタル技術と物理技術は、私たちの生活や仕事のあり方を根本的に変えました。テクノロジーは、人類の未来を左右する原動力のひとつです。それは人間の産物です。人間がそれを設計し、作り、資金を提供し、普及させ、受け入れ、使用したからこそ、テクノロジーが存在するのです。しかし、テクノロジーは同時にパワーでもあり、人間の持つすべてのプラスとマイナスの性質を備えています。持続可能な開発目標を達成するために、今日のテクノロジーはどのような役割を果たすことができるでしょうか。SDGsのための社会的インパクトを確保するために、テクノロジーのためのデザインは何ができるのでしょうか?

Theme 3: Behavioural Design for Planet

地球のために行動を変えるきっかけとなる製品やサービスを生み出すことができる研究・研修プロジェクトを募集します。これらのプロジェクトは、個人およびコミュニティにおいて、好意的な行動を採用するための新たな意識的・魅力的な後押しを生み出すことができます。特に、個人が意思決定し、習慣や行動を真に変えることができるような刺激的な文脈(デジタルも含む)をデザインするためのデザインリサーチや教育ツール/手法のご応募をお待ちしています。

募集情報

WDOは、本会議のテーマである「Design Beyond」を探求する論文要旨、ポスター、ビデオを募集します。選出された論文等は東京の会場で直接発表される予定です。 応募要項はこちらからご覧いただけます。

募集期間等

2023年6月30日

2023年7月10日
(締切延長しました)

論文要旨 応募締切

8月4日

査読結果通知

10月16日

最終ポスター、ビデオ提出、論文提出

10月27日

研究・教育フォーラム開催

11月10日

最終論文提出

登壇者紹介
DavidKusuma

デビッド・クスマ

WDO会長。2022年から2023年の任期で世界デザイン機構(WDO)の会長に就任。それ以前には、Tupperware Brands Corporationで研究開発および製品開発担当のグローバルバイスプレジデントを務めた。彼のチームは、ゲームを変えるような製品ソリューションを生み出し、毎年150~200の新製品を開発し、世界100カ国以上で発売。また、NASAと共同でPONDS植物栽培システムの開発を担当し、タッパーウェアが微小重力下での野菜栽培を簡素化するために設計し、現在国際宇宙ステーション(ISS)の船内で使用されている。また、General Electric社、Bayer Material Science社に勤務し、最近では、林業、芝生・庭園、農業、建設用の製品を設計・開発する世界有数の企業であるOregon Tool Inc.の上級副社長として活躍。米国工業デザイナー協会(IDSA)フェロー、プラスチック技術者協会(SPE)フェロー。

長澤忠徳

長澤忠徳

カルチュラル・エンジニア、教育者。武蔵野美術大学教授、前学長。Royal College of Art シニアフェロー。1978年武蔵野美術大学を卒業後、1981年Royal College of Art修了MA(RCA)。

アイセ・バーセル

アイセ・バーセル

トルコ出身でニューヨークを拠点に活動する工業デザイナー、作家、エグゼクティブ・コーチ。Birsel + Seck,の共同設立者であり、アマゾン、ハーマンミラー・ノール、トヨタなどと協働している。

ジャン・リウ

ジャン・リウ

清華大学建築学院の副院長および都市計画設計分野の終身准教授。中国の登録都市計画師、『China City Planning Review』編集主幹、アジア計画学校協会前会長。

ジェイコブ・マシュー

ジェイコブ・マシュー

Industree FoundationのメンターやSrishti Manipal Instituteのデザインプリンシパル。ビジネス、デザイン、アントレプレナーシップを活用し、社会の変革に取り組んでいる。

小野健太

小野 健太

現在、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートにて、システム企画研究ユニットにてシステム設計、設計理論の研究に従事。三菱電機株式会社、Mitsubishi Telecom Europe S.A.(フランス)にてインターフェイスデザイナーとして勤務。

ユン・ヒョンゴン

ユン・ヒョンゴン

日本、韓国、中国において、それぞれ10年以上にわたりデザイン教育に携わってきた「日韓中三国デザインスペシャリスト」。千葉大学で「Emotional Engineering, 感情工学」の博士号を取得後、東京の日系デザイン会社R&DMAKで働く。韓国の延世大学を卒業後、2004年に上海交通大学の要請で中国に渡り、トヨタデザインの中国語感度分析、サムスンMP3のUIUXなど、多くの企業のデザイン戦略のコンサルティングを手がける。著書に『世界を変えるデザイン』(韓国アディ出版 2022年)、『スタートアップとデザイン』(中国・上海交通大学出版 2019年)などがある。現在は韓国デザイン学会の理事を務める。

Michal Ziso

ミハール・ジーソ

建築家、未来派起業家、宇宙建築家、スペーステックVCのアドバイザー。宇宙イノベーションを通じて地球上の設計環境に革命を起こしている。ZISO-Architecture + Innovation LabとスペーステックスタートアップのThe SLEEP創設者兼CEOとして、包括的で人間中心のデザインを世界規模で先駆的に活躍しています。テクニオン・イスラエル工科大学、国際宇宙大学卒業。

Katja Forbes

カーチャ・フォーブス

デジタル業界の成長とイノベーション推進を担う熟練した識者である。最先端技術の倫理的な運用、CX、UX、データサイエンス、プロダクトデザインなどの分野に精通する。

ピエール・パオロ・ペルッチョ

ピエール・パオロ・ペルッチョ

Pier Paolo Peruccioは、システムデザインを専門とする教授、デザイン史家、キュレーターである。彼は、産業デザインとビジュアルデザインに関する数冊の書籍と100以上の記事の著者である。Pierは、イタリアおよび国際的に、WDOを含むいくつかの組織の理事会に所属している。

Srini Srinivasan

スリニ・スリニヴァサン

Srini Srinivasanは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで30年以上の経験を持つ、技術開発のデザイナー、デザイン教育者、起業家として非常に実績がある。彼は2019年から2022年までWDOの会長を務めた。

Anne Asensio

アン・アセンシオ

Anne Asensioは、デザインマネジメントおよびイノベーション戦略のエグゼクティブを担当したデザイナーである。彼女はいくつかの国際的な賞を受賞し、世界中の企業やデザイン学校、WDOを含む、リーダーシップの位置に就いている。

プレードヤムナー・ビャース

プレードヤムナー・ビャース

Pradyumna Vyasは、National Institute of Design (NID)の前任のディレクター。彼はデザインのさまざまな分野でのプロフェッショナルおよび教育の経験を38年以上持ち、現在WDO理事会を務めている。

Sheng-Hung Lee

シェン・ハン・リー

Sheng-Hung Leeは、いくつかの著名な国際デザインコンペティションの審査員を務めたデザイナー、研究者、教授。産業デザイナーおよび電気エンジニアとしての訓練を受けた彼の仕事は、デザインと技術がどのように社会に影響を与え、統合されるかという彼の情熱に影響を受けている。

Lilian González

リリアン・ゴンザレス

Lilian Gonzálezは、メキシコで活動する産業デザイナーおよびデザイン教授。Pecha-kucha Queretaroの共同創設者であり、芸術とデザインを探求するさまざまな国際会議、シンポジウム、展示のオーガナイザーおよびキュレーターである。現在、WDO理事。

Tim Ingold

ティム・インゴルド

社会人類学者。専門領域は、人間の生態学、進化論、環境認識、芸術、建築、デザインなど。英国アカデミーとエディンバラ王立協会のフェローであり、2022年にCBEを受賞している。

Ana Arriola

アリオーラ金田 アンナ

クィアのラテン系のプロダクトデザイナー。4人の子の母親でもあり、受賞歴のあるプロダクトデザイナー、リサーチャーとして、IDEO Tokyoでエグゼキュティブ・ディレクターを務める。クラウドサービスとしてのソフトウェアとハードウェア、家電製品、ライフスタイル体験、UX/UIシステム、倫理とAIに焦点を当てながら、アンナのデザインは、人間的、シンプル、そして本物であるという原則に基づいている。

マリアン・メンサー

マリアン・メンサー

企業の持続可能な変革について助言し、企業のイノベーション強化を目的に活動する気候イノベーション教育ラボ(CIEL)創設者。高等教育を通じて、若いデザイナーが再生可能な社会の発展の触媒となるよう働きかけを行う。気候教育や自然からインスピレーションを得た創造性に焦点を当てた団体の役員を務める。

Seiichi Saito

齋藤 精一

建築デザインをコロンビア大学建築学科で学ぶ。パノラマティクスを率い、行政や企業の企画・実装アドバイザーを数多く担う。

Minako Ikeda

池田 美奈子

編集的な思考を応用したデザインの可能性を探るほか、伝統工芸の文化と技術の継承を目指したデザインプロジェクトを手掛けている。

Han Long Dominique Chen

ドミニク・チェン

博士(学際情報学)。NTTインターコミュニケーション・センター研究員、株式会社ディヴィデュアル共同設立者を経て、現在は早稲田大学で発酵メディア研究会を主宰している。

Jun Rekimoto

暦本 純一

情報科学者。ヒューマンコンピュータインタラクション、拡張現実感、テクノロジーによる人間の拡張、人間とAIの融合に興味を持つ。

キャメロン・シンクレア

キャメロン・シンクレア

人道的危機に対する建築的・デザイン的解決策に焦点を当てた米国の研究機関であるWorldchanging Instituteの創設者であり、Half Kingdom Ginの共同設立者。建築やデザインに関する執筆活動を行うとともに、家族財団の慈善活動に関するアドバイスを提供している。

Daijiro Mizuno

水野 大二郎

東京生まれ。高校卒業後渡英し、Royal College of Artにて修士・博士号取得。日本帰国後はファッションデザインを中心にしつつも横断的なデザイン研究に従事している。

ドウィニタ・ララサティ

ドウィニタ・ララサティ

FSRD ITB講師/研究員。ユネスコ創造都市ネットワーク・バンドン市のフォーカルポイント、インドネシア創造都市ネットワーク実行委員。グラフィックダイアリーの制作・出版などを行う。

Monika Koncz-MacKenzie

モニカ・コンクズ=マッケンジー

ボン大学(ドイツ)で人類学と社会学の修士号を取得後、2006年に渡英し、リーダーシップコンサルタントとして文化改革とマルチステークホルダー・イノベーションプロセスに従事。現在は、大企業のシニアデザインリーダーと協働し、循環型経済のためのデザインを可能にする環境づくりに取り組んでいる。

Eisuke Tachikawa

太刀川 英輔

希望ある未来を創るデザインストラテジスト。生命の原理から学ぶ新しい創造性教育「進化思考」の提唱者。

Suzanne Mooney

スザンヌ・ムーニー

アイルランド出身のメディアアーティスト、多摩美術大学准教授。現在は研究で、芸術と現代文化におけるテクノロジーの没入的な可能性を探求している。革新的な作品を創造する情熱を持ち、メディアアートの世界に独自の視点をもたらしている。

松尾 豊

松尾 豊

2002年東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。2019年より東京大学教授。専門分野は人工知能、深層学習、ウェブマイニング。

Koji Sasaki

佐々木 剛二

人類学者。日立製作所「サステナブルな未来のためのトランジション」などのプロジェクトを主導。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。

Miyuki Tanaka

田中 みゆき

「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを通して表現の捉え方を障害当事者含む鑑賞者とともに再考する。

Kinya Tagawa

田川 欣哉

化粧品から宇宙工学まで、イノベーションとブランディングの幅広いテーマを手掛けるデザインファームTakramを代表として率いる。

Takashi Asanuma

浅沼 尚

大学院卒業後、事業会社とコンサルティング会社で体験デザイン業務に従事。2021年9月にデジタル庁CDO、2022年4月よりデジタル庁デジタル監に就任。

チーイー・チャン

チーイー・チャン

台湾デザイン研究院 院長、世界デザイン機構(WDO)理事、交通大学建築研究所 教授、学学文化創意基金会 副董事長などを務める。台東県副県長兼文化処 処長、国立交通大学 総務長、交通大学建築研究所 所長、A+@ Architecture Studio主宰を歴任。著書に『現代建築の観念美学(中国語名:當代建築觀念美學)』、『欧州の魅力的な新建築(中国語名:歐洲魅力新建築)』、『北米の現代建築(中国語名:看見北美當代建築)』がある。

原川 宙

原川 宙

民間企業を経て2012年に経済産業省特許庁入庁。意匠審査官として産業機器や民生機器、内装等の意匠審査等を担当し、2021年7月から現職。100年以上にわたる日本国のデザイン政策の変遷や世界各国におけるデザイン政策の調査研究等を担当。現在は、数少ない美大卒官僚として、デザインや意匠審査官の知見・経験を活かし、これからのデザイン政策を考える研究会を主宰。東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科卒。

ムハンマド・ニール・エル・ヒマーム

ムハンマド・ニール・エル・ヒマーム

2020年より観光・創造経済省(Kemenparekraf)にアプリケーションとガバナンスのためのデジタル経済担当副官として入省。工学、ICT分野の専門知識を有し、これまでに技術評価応用庁(BPPT)のジュニア・スーパーバイザー(クラスII/a)1989年、2015年~2019年には創造経済庁(Bekraf)ICTインフラとファシリテーションディレクターを務める。

アナ・ウィッチャー

アナ・ウィッチャー

デザインメソッドを用いた政策、サービス、プログラムの開発、実施、評価に専門家として注力。ポリシーラボの開発やアクションプラン設計に携わり世界各国の政府を支援している。

パトリシア・ムーア

パトリシア・ムーア

デザイナー、老年学者。その共感的な高齢者体験と、世界的な公平性をもたらすインクルーシブデザイン、ユニバーサルデザインを推進する活動で知られる。

主催者挨拶
田中 一雄

田中 一雄

WDO世界デザイン会議東京2023 実行委員長

経済、そして産業の発展とともに、デザインもまた進歩してきました。 しかし、わたしたちはいま、その進歩とともに大きな課題に直面しています。 気候変動の問題のように、絶え間ない人類の欲望は、 ただひとつしかない地球とその環境に深刻な影響を与えています。
また、デジタルテクノロジーの急速な発展は、 多くの人にとって、コミュニケーションのカタチを大きく変えました。 働き方や学び方は、ソーシャルネットワークによって時間を飛び越え、 世界は、人と人とのつながりを再確認したでしょう。

世界が変わるように、デザインも変わっていきます。 デザインは、これからの未来を考えるために、 まだ見ぬ未来をつくるために、大切な役割があります。
デザインは、産業や科学技術のためだけではありません。 デザインは、生命科学、政治、経済、哲学、そして世界を構成するすべてのことに、 いままでの常識や価値観を超えていく手段であり、 あたらしい世界を切り拓くための思想となるでしょう。

「いまデザインに、なにをデザインすることができるか―― 国境を超えて、人種を超えて、世代を超えて、デザインは、デザインを超えていけるだろうか」

あたらしい世界をつくるために。 自由な発想で未来を描く創造力を持って、 デザインを越境する多様な人々とともに、次のデザインを考えます。

WDO世界デザイン会議東京2023
実行委員長 田中一雄

実行委員会・事務局紹介

実行委員長

田中一雄

WDO Regional Advisor / 株式会社GKデザイン機構代表取締役社長CEO /日本インダストリアルデザイン協会特別顧問

副実行委員長

長澤 忠徳

武蔵野美術大学 前学長

実行委員

池田美奈子

九州大学大学院芸術工学研究院准教授

久保田 晃弘

多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授

太刀川 英輔

公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会 (JIDA) 理事長、NOSIGNER代表

江坂 恵里子

株式会社国際デザインセンター/ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会 プログラム・ディレクター

深野 弘行

公益財団法人日本デザイン振興会理事長

矢島 進二

公益財団法人日本デザイン振興会常務理事

(敬称略・50音順)

お知らせ・紹介
ニュース
プレスリリース

2023/10/30

イベント終了しました

このたびは「世界デザイン会議 東京2023 (World Design Assembly Tokyo 2023)」にご参加をいただき、まことににありがとうございました。おかげさまをもちまして、無事イベントを終了することができました。
今回のイベントでは、「Humanity」、「Planet」、「Technology」、「Policy」という4つのテーマに焦点を当てました。各ディスカッションで展開された熱い議論と洞察に満ちた視点は、デザインの潜在的な可能性を強調するだけでなく、新しい思考と行動へのインスピレーションを与えてくれたものと信じております。
このような豊かな経験を皆様と共有できたことを心よりお礼申し上げます。
このイベントからの学びとインスピレーションが、皆様の将来の創造的な取り組みにプラスに寄与し、より良い明日の形成に役立つことを願っております。
次回、2025年にロンドンでお会いしましょう!

https://youtu.be/R2cSHICkc00

2023/8/30

登壇者変更のお知らせ

登壇を予定しておりました中村勇吾氏は、都合により登壇できなくなりました。

2023/7/12

プレイベント「DESIGN BEYOND - あたらしい世界のためのデザイン-」関連トークイベントを開催します

東京ミッドタウン・デザインハブにて7月30日(日)まで開催中の世界デザイン会議東京2023 プレイベント「DESIGN BEYOND -あたらしい世界のためのデザイン-」の関連イベントを、同会場内のセミナールームにて開催します。ご案内が遅くなり大変恐縮ですが、会場限定のイベントもありますのでお時間がございましたら足をお運びください。全て参加無料です。

①シンポジウム『1973/1989 ICSID会議と Design Year が残したもの』
1973年(京都)そして1989年(名古屋)に開催された過去2回の「ICSID 世界デザイン会議」と、それを核に展開された 「Design Year 運動」が日本のデザインの発展に果たした役割を検証します。
日 時:7月16日 (日) 14:00-17:00 終了後交流会あり
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
形 式:会場 + 配信(YouTube Live)
詳細・お申し込み https://icsid1973-1989.peatix.com/

②「『結ぶ』-デザインがつなぐHumanity–」by マツダ株式会社

CX-60のデザイナーが「結ぶ」をキーワードにトーク。人と人、人とクルマ、人と社会、そして日本と世界を「結ぶ」ものとはなにか? それをどう見つけながらデザインをしているか? 世代や経歴の異なる5人のデザイナーがディスカッションします。デザイン業界を目指す学生の皆さんにもおすすめしたいイベントです。
日 時:7月17日 (月祝) 15:00 - 16:30
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
形 式:会場のみ (定員60名)
詳細・お申し込み https://wda2023mazda.peatix.com/

③ FUTURE LIFE FACTORY by Panasonic Design

パナソニックのデザイン部門において、デザインR&Dに特化して活動するデザインスタジオのこれまでの取り組みから現在進行中のプロジェクトまでを紹介。会場ではプロトタイプを体験できます。デザイン業界を目指す学生の皆さんにもおすすめしたいイベントです。
日 時:7月29日 (土)
トークセッション 14:00-15:00
デモセッション 15:00-15:30
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
形 式:会場 + 配信(YouTube Live)
詳細・お申し込み https://flf0729.peatix.com/

チケット

通常

学生

カクテル

オンライン

10.27FRI
¥7,700¥2,200---¥1,650
10.28SAT
¥16,500¥5,500¥5,500¥3,300

Scroll

  • イベントは英語で行われます(日本語の同時通訳あり)

  • 10/27(金)、10/28(土)のチケットは完売いたしました。

  • 日本国内限定にてオンライン・ライブ配信いたします。チケットの販売を9月27日より開始しました。

  • カクテル・チケットは、会議への参加チケットご購入者のみ購入できるチケットです。販売は10月16日(月)17:00をもって終了いたします。
    10月28日20:30より開催する「カクテル」の会場は、Billboard Live TOKYO( 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F)です。

  • チケット価格は税込み(10%)価格です。

  • WDO会員向け:WDO総会への参加と2日間のカンファレンスへの参加の登録は異なります。WDO総会への参加登録はwdo.orgで行っていただきますようお願いします。

会場・アクセス
10.27FRI
千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート
1F/2F/3F/4F/5F

Floor Map

1F Floor Map"

近隣ホテルのご紹介

ザ・リッツ・カールトン東京

車で8分 (1.3km)

東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン

TEL

03-3423-8000
三井ガーデンホテル 六本木プレミア

徒歩12分(0.85km)

東京都港区六本木3-15-17

TEL

03-5545-1431
カンデオホテルズ東京六本木

徒歩12分(0.85km)

東京都港区六本木6-7-11

TEL

03-5413-6950
相鉄フレッサイン東京六本木

徒歩10分(0.75km)

東京都港区六本木3-9-8

TEL

+81-(0)3-5411-2211
コンフォートイン東京六本木

徒歩10分(0.75km)

東京都港区六本木3-9-8

TEL

03-5411-2211
レム六本木

徒歩12分(0.75km)

東京都港区六本木7-14-4

TEL

03-6863-0606
アパホテル六本木駅前

徒歩9分(0.5km)

東京都港区六本木6-7-8

TEL

03-5413-6351
ファーストキャビン赤坂

車で12分(2.5km)

東京都港区赤坂3-13-7

TEL

03-3583-1143
ナインアワーズ赤坂・スリープラボ

車で11分(2.3km)

東京都港区赤坂4-3-14

TEL

050-1807-3087

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一般のお問い合わせ
世界デザイン会議東京2023 運営事務局
(公益財団法人日本デザイン振興会内)

担当: 津村・渡部・石津

wda2023-info@jidp.or.jp

環境に配慮した会議運営の取組

会議のサブ・テーマの一つである「Planet」(地球環境の保全を目指す取組をデザインにどう取り入れていくべきか)を議論する会議体として、会議運営に際して以下のような環境配慮方針を立て、実施に取り組んだ。

・環境に配慮した運営方針や取組内容、結果等を含めた日英併記報告書を制作し、PDF版 をウェブ上にて公開
・エコマークつきコットンのコングレスバッグの制作
・FSC認証強化段ボールを使用した会場内パネルサイン、看板の制作
・コーヒーブレイクにおいてウォーターサーバーをレンタルし飲料水を提供
・FSC認証強化段ボールで分別ゴミ箱を制作し設置
尚、 FSC認証ダンボールを使って制作したものは、全て焼却せずリサイクルを行なった。